代表取締役:石井久美子
介護業界に入ったきっかけは、新卒で勤めていた作業服販売会社が訪問介護事業をスタートさせたから。自ら志したというより、環境の変化に合わせて求められる役割に応えてきた結果ですね。実は、私の母は保健師で、2000年に介護保険がスタートした時のケアマネジャー一期生だったんです。いま思えば、母の背中を見ることで、この仕事の意義や価値をなんとなく感じ取っていたのかもしれません。不思議な縁ですね。
訪問介護事業からスタートした私のキャリアは、ヘルパーから、事業所の管理者、居宅介護支援、福祉用具販売、訪問介護の3事業所と福祉用具の店舗の管理を行う店長になり、責任も重くなりました。職員の急な退職などに備えられるように、34歳の時にケアマネジャーの資格を取りましたが、現場に入る事なく管理業務忙殺される日々。やりがいはありましたが、タスクに追われる毎日に疑問も感じていました。
介護保険制度は時代によって変化していきます。私自身も、現場以外の管理業務を経験した事で成長し、従業員の悩みや思いを聞き、福祉介護事業に対する考え方が次第に変わっていきました。
訪問介護、居宅介護支援、福祉用具貸与販売、通所介護、認知症共同生活介護、小規模多機能型居宅介護等の事業内容や管理運営を学ぶ中で、複合企業の難しさを痛感しました。
「これでいいのだろうか?みんなが介護福祉の仕事で気持ちよく働ける環境を作りたい」と強く思い、自分に出来ることは何か熟考しました。でも、思っているだけでは現状は変わりません。必要な環境は自分で作るしかない!と、起業を決意しました。
現AKKORDメンバーの矢野と岡村。2人は前職で私が最も頼りにしていた同僚。よく「こんなケアマネジメントができる環境があればいいね」と理想を語り合っていた仲でした。この2人が、私が起業すると聞いてすぐに「一緒にやる」と言ってくれて、本当に嬉しかったですね。私一人でもやるつもりではいましたが、一緒にやれたらいいなと内心思っていたんです。
どの事業を行うかは、経営管理面の負担が少なく、採算のモデルも頭に叩き込まれている、居宅介護支援一択でした。
矢野や岡村、私の一致した想いは、事業内容を居宅介護支援に絞り、ケアマネジャーが忌憚なく、ご利用者様一人一人にあうサービスの提案ができて、中立公正が保てる事業所にしよう、ということ。
当初は私が一人で兼務しながら行う予定でしたが、事業所の管理運営に精通している二人が来てくれれば、鬼に金棒!
2020年8月、AKKORD(アコルト)を創業。諸々の申請等の準備を整えている間に、岡村が仲間入りしてくれました。それから2ヶ月後に矢野が。2人とも前職では責任ある役割を担っていたから、退職の引き継ぎは大変だったと思います。でも、2人とも本当にベストなタイミングで来てくれました。「私たち3人がいれば、AKKORDは行ける!」と確信しました。
起業した理由の一つに、ケアマネージャーが働きやすい環境を作りたいという想いがありました。法人や事業所としての「軸」をしっかりと持ち、適切に報酬を得られる業務内容の明確化や効率化、ケアマネ同士が情報交換や相談を気軽に行える体制、企業としての倫理観に中立公正を掲げ、ご利用者やご家族の立場に寄り添える事業所を作りたかったのです。
介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事は、何をどのように仕事として扱うのか、非常に分かりにくい部分があります。
当時、教科書や書籍に具体的な正解は載っておらず、ローカルルールや事業所ルール等もあり、自分のやり方に自信が持てないと感じるケアマネジャーが多くいました。
例えば支援経過の記録の書き方など、本当は厳密なルールがあります。しかし、そういったことを逐一指導を受ける機会は、あまりありません。そのため、手探りで実践経験を積んできた人が少なくないのです。
また、ご利用者様の課題解決の為には、自分自身の知識や経験、多くの情報を蓄積し、必要な時に提案できるように整理しておくことも必要です。
私は、AKKORDでこの課題を解決したいのです。その為にも、まずは私自身が「軸」のあるケアマネージャーであることが大前提。その上で、軸のあるケアマネジャーを育てることを目指しています。
ケアマネジャーを目指す人は、やさしい人が多く、そのため、ご利用者様のケアについて心を砕く中、業務内容についてまで「これでいいのかな?」と手探りしていては、心身ともに疲弊してしまいがちです。
そういったケアマネジャー一人ひとりに、「軸」をしっかりと習得できる環境を提供したい。だから、私はAKKORDを作りました。
AKKORDでは、基本の指導・育成を絶対に省きません。ケアマネジャーに本当に必要なことを最初に丁寧に教え、日々の実践の中でも常に基本に立ち帰れるように、手厚くフォローしていきます。また、多忙ゆえに判断が鈍ることのないように、ライフワークバランスにも気を配ります。自分の仕事に自信と納得感を持ち、長く活躍できるケアマネジャーを、一人でも多く増やしていきます。
ケアマネジャーとして働きたいあなたへ
はじめまして。
AKKORD代表の石井です。
あなたはどんなケアマネジャーを目指していますか?
AKKORDは、ケアマネジャーに本当に必要なこと(でも、実はちゃんと伝わっていないこと)を、しっかりあなたに伝えます。
これからケアマネジャーデビューする方にはもちろんのこと、経験を積んでいる方にも、学び足りていなかったことをしっかり教えます。
あなたの担当したご利用者様とご家族の方々が、「このケアマネさんが担当で本当によかった」と思えるような、本物のプロフェッショナルを目指しませんか?
AKKORDでなら、きっとなれますよ!
AKKORDがどんな環境か、社員たち3人も、それぞれ自分の言葉で語ってくれています。
ぜひ読んでみてください。
もし共感していただけたなら、ご連絡ください。
2024年11月
石井久美子
| ケアマネジャー歴 | 10年目 |
| 前職 | 作業服販売会社へ入社(営業補佐業務等)→会社の新規事業参入に伴って介護業界へ。各種資格を取得し、ヘルパー、サービス提供責任者、訪問介護管理者。その後、同系列の介護福祉の複合企業にて、居宅介護支援、訪問介護、福祉用具販売の管理運営を経験。ケアマネージャーの本格デビューは小規模多機能型居宅介護と認知症共同生活介護(グループホーム)→AKKORD起業! |
| 子供のころの夢 | 看護師 算数と理科が苦手で断念しました・・・ |
| 出身地 | AKKORDと同じ! 生まれ育った町で起業しました。 |
| 今後の目標 | 居宅介護支援の業務にAIを取り入れて、皆の仕事を楽にしたい! |
| 社員から見た石井久美子 | 代表して、創業メンバー矢野より 「石井は私より年下ですが、とても頼もしくて勇ましい豪傑。やると決めたら何としてでもやり遂げる、意思と情熱の人です」 |